同じプロンプトで、DGX Spark と Mac Studio に絵を描かせたら、どちらが先に出てくるのか。Niklas さん(@niklaslenz_ai)が、その答えを数字で出しています。
Niklas さんの投稿によれば、Qwen-Image-2.1 で 1024² の画像を 1 枚作る時間は、DGX Spark が 28.7 秒、Mac Studio M5 Ultra が 29.9 秒、参考として測った RTX 5090 が 7.6 秒でした 1。
Qwen-Image-2.1 on a DGX Spark: 28.7 s per 1024² image.
— Niklas (@niklaslenz_ai) 2026年10月21日
Mac Studio M5 Ultra: 29.9 s.
RTX 5090 for reference: 7.6 s.
Same four prompts, three seeds each, enhancer off for the speed.
In my ratings (one rater, enhancer off and on averaged) the Mac scores 7.1 and the Spark 6.8 out… pic.twitter.com/bvSAI1VZ6g
条件と採点
測り方は、同じ 4 つのプロンプトに各 3 シードで、速度の測定ではエンハンサーをオフにした、と Niklas さんは書いています 2。
画質の採点もあります。本人 1 人の採点(エンハンサーのオンとオフの平均)で、Mac が 10 点中 7.1、Spark が 6.8、とのことです 3。Mac ではエンハンサーの時間を測っておらず、Mac のエンハンサーオンの画像には 5090 で書いたテキストを使った、とも書いています 4。評価者は本人だけなので、この差を「Mac のほうが画質が上」と一般化することはできません。
機械の差だけとは言えない理由
ここで押さえておきたいのは、どの機械も同じ道具で動いたわけではない点です。Niklas さんによれば、Mac は mflux で 8 ビットの重み、Spark と 5090 は ComfyUI の INT8 で動かしています 5。ソフトが違う(mflux と ComfyUI)ので、時間の差(あるいは差の小ささ)を、機械だけの差として読むことはできません 5。
もうひとつ。測った DGX Spark は、Niklas さんのサイトで 128 GB の欄に入っています 6。そう読むなら 128GB 構成の機の結果で、ほかの構成の画像生成の速さはこの測定からは分かりません 6。
ComfyUI を DGX Spark に入れて、ユニファイドメモリで大きなモデルを扱うための手順は、NVIDIA の公開資料(playbook)にあります 7。
64GB 構成で何が変わるか
NVIDIA は 10 月 21 日のブログで、DGX Spark の 64GB のシステムが、パートナーから 10 月 23 日の金曜に出荷開始の予定だと書いていました 8。書かれた時点の予定なので、発売済みや在庫ありを意味するものではありません。
製品ページによれば、メモリは 64GB か 128GB の構成で選べ 9、64GB 構成は参加する OEM パートナー経由だけでの販売です 10。
扱えるモデルの目安として、NVIDIA は 1 台で 64GB なら最大 100B パラメータ 11、128GB なら最大 200B パラメータ 12 と書いています。ブログは 64GB のシステムで動くモデルの例に、Nemotron 3.5 Bolt 74B 24GB、Qwen3.8 27B、Gemma 4 26B-A4B を挙げています 13。
NVIDIA は、vLLM の更新で Qwen3.8 27B のエージェント処理が DGX Spark で最大 1.3 倍速くなる、とも書いています 14。
台数を増やす選択肢
足りなければ、つなぐ道もあります。NVIDIA のブログは、クラスタは手動構成で最大 8 台までと書き 15、そのクラスタで 1TB のユニファイドメモリになり、GLM 5.3 のようなモデルを動かせる、としています 16。各台のメモリ構成は書かれていません。
一方、製品ページの本文は、最大 4 台が一緒に大きなモデルを扱える、と書いています 17。資料どうしで台数が食い違うので、台数を前提に買う前に、NVIDIA の最新の記述を確かめてください。
選ぶ材料
- 画像生成が中心 → Niklas さんの測定では、DGX Spark と Mac Studio M5 Ultra の 1 枚あたりの時間はほぼ並びました [[C261]]。ただしソフトが違い [[C264]]、測った Spark は Niklas さんのサイトで 128GB の欄です [[F312]]。採点は本人 1 人のもので、Mac が 7.1、Spark が 6.8 でした [[C263]]
- 大きな LLM を回したい → NVIDIA の目安は、1 台で 64GB が最大 100B パラメータ [[F305]]、128GB が最大 200B パラメータです [[F306]]
- もっと大きなモデルを視野に入れる → クラスタという道があります。台数の記述は資料で違います [[F315]] [[F307]]
- 64GB を選ぶなら → 参加する OEM パートナーの機種から選ぶことになります [[F304]]
DGX Spark の記事ですが、RTX Spark 搭載機の性能を示すものではありません。両方を検討するなら、動かしたいツールの対応環境を公式で確かめてからにしてください。
画像や LLM のモデルは大きく、置き場所が要ります。
DGX Spark 系の機種は、Amazon でも探せます。
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次に読む
メモリ容量で迷っているなら、RTX Spark ノートのメモリ容量を各誌の実測で読む記事が参考になります。作例を集めた記事は、手元の機械で AI を動かす作例を読むにあります。
