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作例 · 2026年10月12日

AI に演出を任せる — After Effects・Blender・Three.js で組む映像の作例

踊る少女のシルエットの手から光る文字が垂れ下がり、足元に色の波が広がるイメージ

踊る女の子が手を上げると、その手から歌詞がぶら下がる。拳から文字が飛び、着地した足元から色があふれる。aicreataro さんが公開した After Effects(AE)のテストの一場面です 1。

見どころは、その文字が体に追従すること。骨格さえ取れれば、手作業のトラッキングなしで文字を体に追従させられると本人は書いています 2。

AE を操作しているのは Opus 5.5。これは、Opus 5.5 に AE を操作させるテストの3本目だと本人は書いています 3。曲は Suno で作り、MiniMax H3 に曲を聴かせて女の子を踊らせた、とも 4。踊りの映像から全身の骨格を1コマずつ取り出して AE に流し込み、その骨格データで文字・光・カメラを動かしたそうです 5。画面に出る数字や枠は、実際に踊りから取った座標と速度だと本人は書いています 6。

AI を「演出家の手足」にする。ここ最近、そんな作例がいくつか投稿されています。投稿の感想や数字は、投稿者本人の申告です。

雑な指示でも、いい感じに。しかも人が直せる

同じ作り手の、もう少し素直なテストがあります。MiniMax H3 で作った動画をベースに、Opus 5.5 に AE を操作させて加工したものです 7 8。

AE でやらせたのは、カットの切れ目を拍に合わせて速さを調整することと、区間ごとにエフェクトをかけること。粒子、光線、万華鏡、データモッシュなどが挙がっています 9。結構雑な指示でもいい感じにできてしまい、結果は .aep で残るので、あとから人の手で直せる、と本人は書いています 10。

任せきりで終わらないのが、この作例の良いところです。AI が組んだ土台を、AE の画面でそのまま人が触れる。

本音も添えられていました。ソフトを学ぶことも大切だと思って挑戦しているけれど、学びを飛び越えてしまう恐ろしさもあって悩ましい、と本人は書いています 11。わくわくの隣に、作り手のこういう迷いがあるところが、読んでいて信用できます。

音と動きが、絵を立体に押し出す

次は Blender です。この作り手の「音と動きをビジュアライズ」は、Opus 5.5 × Blender × Python の組み合わせだと本人は書いています 12。素材は、人物が MiniMax H3、キービジュアルが Midjourney、音楽が MiniMax Music 3.0 です 13。

音が大きいほど絵が立体になって手前に飛び出し、速く動いた所ほど粒になって浮く。打った瞬間に時間が止まり、カメラだけが回り込む。そう本人は書いています 14。生成だけでは出ない絵も組み合わせるとできる、一方でやりすぎるとだめ、というのが本人の感想です 15。

同じ作り手は、「動きと音をビジュアライズ」という作品のメイキングも公開しています。

Blender の中では、元の映像を1枚の板にして細かい粒に分け、動画から人物の形・奥行き・どこが速く動いたかの3つを測っている、と本人は書いています 16。操作は Python です 17。

読みどころは、任せたことと決めたことの分け方です。画面のどこが多く飛び出すかは、音と動きの数値に任せた。決めの瞬間ごとの強さ・見た目・カメラ・色は、会話で1つずつ決めた 18。数値で決まる部分は機械に、見せ方は人が。そのうえで、思い通りにならず15回以上修正をかけたそうです 19。

動画生成を使わない、という選択

続いて、aicreataro さんの「凍った手記」。動画生成 AI は使っていない、と本人は書いています 20。

物語と文字の動きは Opus 5.5、声は Gemini TTS、風とノックの音は ffmpeg で合成したものです 20。物語を書かせ、文字の組みと動きを HTML/Three.js で作らせ、声と効果音を合わせて1本の動画に書き出させた、と本人は書いています 21。

動画生成と違って文字が崩れず、直しも速い。データが軽い、とも書かれています 22。文字が主役の映像なら、「描かせる」より「組ませる」ほうが筋が良い場面があるということでしょう。声や風の音は耳で確かめたくなります。ヘッドホンを用意して、音ありで。

「おしゃれに」では伝わらない

AI に演出を頼むときのコツも流れてきました。showheyohtaki さんは、動画のカメラワークと切り替えの名前を AI への指示用にまとめています 23。

Claude や Codex で動画を作るとき、「いい感じにおしゃれにして」だけでは狙った演出はまず出ない。「FPV」「ラックフォーカス」「ホイップパン」と名前で頼めば、思い通りの演出を再現できる、と本人は書いています 24 25。区間ごとにエフェクトをかけた AE の作例とも通じる話です。

演出そのものを Skill にして配る人もいます。KanaWorks_AI さんは、AI エージェントへの「一言」でゲームエフェクトを作る Skill を無料で公開したと書いています 26。Claude Code / Codex / Cursor などにそのまま入る、とのことです 27。

自分の机でやるなら

まず整理しておきます。Opus 5.5 は、公式が示す提供先が Claude Platform や Amazon Web Services などで、手元で動かす形は示されていません 28。Claude Code も、CLI は手元でも、モデルへはネット接続が必要です 29。Windows on Arm 向けには win32-arm64 の配布があります 30。

手元で動くのは、操作される側のソフトです。

  • After Effects は、手元で動かすためのシステム要件を Adobe が公開しています [[F83]]。Windows on Arm のプロセッサとして Adobe の要件に挙がっているのは Qualcomm Snapdragon X シリーズだけです [[F106]]。RTX Spark 搭載機で動くかどうかは、Adobe の要件に挙がっていないので、先に公式で確かめてください。
  • Blender は Windows on Arm に対応しています [[F57]]。NVIDIA によれば、Blender は DLSS 4.5 レイ再構成を加える予定で、Blender 5.3(と多数のゲーム)に搭載予定とされています [[F96]]。更新は RTX Spark とともにこの秋に届く、とも NVIDIA は説明しています [[F95]]。
  • Adobe Premiere については、NVIDIA が Adobe と提携し、RTX Spark 向けに再設計していると発表しています [[F99]]。

NVIDIA はクリエイター向けに、第5世代 Tensor コア(NVFP4 対応)、ハードウェアによる AV1、4:2:2 ビデオのエンコードとデコードを挙げています 31。

RTX Spark 搭載のノートの例です。どのツールを動かしたいかを決めて、その対応環境を公式で確かめてから選んでください。

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AI が組んだ土台を人の手で直すとき、よく使う操作をボタンにまとめておくと、作業が軽くなりそうです。

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Blender を AI に任せる流れをもっと追うなら、AI エージェントに Blender を任せる作例へ。

演出の舞台を映像から世界づくりに広げるなら、AI エージェントが遊べる世界を組む作例も続けて読めます。

出典

  1. @aicreataro のポスト上げた手から歌詞がぶら下がる/拳から文字を撃つ/着地した足元から色があふれる
  2. @aicreataro のポスト・骨格さえ取れれば、手作業のトラッキングなしで文字を体に追従させられる
  3. @aicreataro のポストOpus 5.5にAfter Effectsを操作させるテスト、その3。
  4. @aicreataro のポスト・曲はSunoで作成 ・MiniMax H3に曲を聴かせて、女の子を踊らせる(15秒×2本)
  5. @aicreataro のポスト・踊りの映像から全身の骨格を1コマずつ取り出して、AEに流し込む ・その骨格データで、文字・光・カメラを動かす
  6. @aicreataro のポスト画面の数字や枠は、実際に踊りから取った座標と速度です。
  7. @aicreataro のポストOpus 5.5にAfter Effectsを操作させて、AI動画を加工するテスト。
  8. @aicreataro のポストMiniMax H3 で15秒を1本
  9. @aicreataro のポスト・カットの切れ目を拍に合わせて速さを調整 ・区間ごとにエフェクトを1つずつ(粒子/光線/万華鏡/データモッシュなど)
  10. @aicreataro のポスト・結構雑な指示でもいい感じにできてしまう ・.aepで残るので、あとから人の手で直せる
  11. @aicreataro のポストソフトを学ぶのももちろん大切だと思いチャレンジしてますが、学びを飛び越えてしまう恐ろしさもあり、悩ましいですね。
  12. @aicreataro のポスト「音と動きをビジュアライズ」 Opus 5.5×Blender×Python
  13. @aicreataro のポスト・人物:MiniMax H3 ・キービジュアル:Midjourney ・音楽:MiniMax Music 3.0
  14. @aicreataro のポスト・音が大きいほど、絵が立体になって手前に飛び出す ・速く動いた所ほど、粒になって浮く ・打った瞬間に時間が止まり、カメラだけが回り込む
  15. @aicreataro のポスト・生成だけでは出ない絵も組み合わせるとできる ・やりすぎるとだめ
  16. @aicreataro のポスト・元の映像は1枚の板。それを細かい粒に分けている ・動画から測るのは3つ。人物の形、奥行き、どこが速く動いたか
  17. @aicreataro のポスト・Blenderの操作はPython。
  18. @aicreataro のポスト・任せた:画面のどこが多く飛び出すか。音と動きの数値のまま ・決めた:決めの瞬間ごとの強さ、見た目、カメラ、色。会話で1つずつ
  19. @aicreataro のポストなかなか思い通りにならず、15回以上修正をかけている。
  20. @aicreataro のポスト・物語と文字の動き:Opus 5.5 ・声:Gemini TTS ・風とノックの音:ffmpegで合成 ・動画生成AI:使っていません
  21. @aicreataro のポスト・物語を書く ・文字の組みと動きを、HTML/Three.jsで作る ・声と効果音を合わせて、1本の動画に書き出す
  22. @aicreataro のポスト・動画生成と違って、文字が崩れないし直しも速い ・データが軽い
  23. @showheyohtaki のポストAIへの指示用に、"動画のカメラワークと切り替えの名前" をまとめました!
  24. @showheyohtaki のポストたとえばClaudeやCodexで動画を作るとき、「いい感じにおしゃれにして」だけでは、狙った演出はまず出ない。
  25. @showheyohtaki のポスト「FPV」「ラックフォーカス」「ホイップパン」と名前で頼めば、思い通りの演出を再現できます。
  26. @KanaWorks_AI のポストAIエージェントへの「一言」で、ゲームエフェクトを作るSkillを無料公開しました。
  27. @KanaWorks_AI のポストClaude Code / Codex / Cursor などにそのまま入ります。
  28. Claude Opus 5.5: Claude Opus \ AnthropicOpus 5.5 is available on the Claude Platform natively, and in Amazon Web Services
  29. Claude Code: Advanced setup - Claude Code Docsinternet connection required
  30. Claude Code: Advanced setup - Claude Code Docswin32-arm64
  31. NVIDIA RTX Spark: NVIDIA, Microsoft Kick Off a New Beginning for Windows PCs with RTX Spark and AI Agents | NVIDIA BlogCreators get 5th-generation Tensor Cores with NVFP4 support, hardware-accelerated AV1, and 4:2:2 video encode and decode

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