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作例 · 2026年10月13日

自分のキャラクターに、体と動きを — 絵から、動画から、言葉から

夜の机のノート PC の上に、網目で吊られた手描きのキャラクター、光る骨格の人形、光の線で PC とつながった人形の3体が浮かぶイメージ

動画に写った人の動きを、3D キャラクターの体に移す。MaxLiu09 さんが GitHub のリンクとともに紹介したのは、そんな動きの受け渡しをするオープンソースのツール Motion2MixamoRig です 1。

本人のポストは、同じことをするオープンソースのものを作り、Blender 拡張も使えるようになった、という内容です 2。X に流れてきた作例を並べると、キャラクターを動かす入口は、動画、絵、言葉と、いくつかに分かれて見えます。ここからは、動画から動きを移す、絵に体を与える、言葉でレンダーする、LLM に体を持たせる、動きの LoRA を探す、の順に、使われたツールの公式情報と読み合わせていきます。

動画の動きを、3D の体に移す

Motion2MixamoRig の README によれば、できることは、動画の人の動き(または写真のポーズ)を、Mixamo のリグが入った 3D キャラクターに移すことです 1。結果は、Blender や Unity に読み込める、スキンつきのキャラクターファイル(.glb)として書き出されます 3。同じ処理を外部の Python 環境で動かす、Blender 4.2 以降向けの拡張も同梱されています 4。

入力の動画には条件があります。はっきり写った1人が、ずっと頭からつま先まで画面に入っているものです 5。キャラクターは Mixamo から、Adobe のアカウントでダウンロードします 6。

気になる処理時間も、README に書かれています。CPU で約30秒のクリップの抽出に、約8〜15分かかるとのことです 7。初回の実行では、推論用の重み(約5GB)をダウンロードします 8。同じ骨格の動きを別のキャラクターに付け替えるなら、前回の骨格を再利用して抽出を省き、短い時間で済む、とも書かれています 9。ひとつの動きを、いろいろなキャラクターに着せ替えて試せる作りです。

なお README は、現在は実験的な段階だと明記しています 10。

絵に体を与える

3D の前に、まず絵そのものを動かす道もあります。shinshin86 さんは、絵から Live2D 風のアバターを作れるようにするツール Mesh Avatar Studio を公開したと書いています 11。

流れは、絵を渡すと AI エージェントが下地を作り、ずれたところは人がエディタでドラッグして直す、というものです 12。手元の Claude Code や Codex から使える、と本人は添えています 13。エージェントに任せる部分と、人の目と手で仕上げる部分が、きれいに分かれています。

公式情報では、コードは MIT License で公開されています(サンプルキャラクターは対象外) 14。Windows のアカウント配下に作業用のフォルダーを作る手順も、README にあります 15。

元の絵を描く、あるいは下地のずれを直す段階では、ペンタブレットがあると作業が進めやすそうです。

自分の VRM を、言葉でレンダーする

次は midori_tatsuta さんです。Blender を3日で挫折した本人が、引用元の作り方を参考に、お試しで動画のレンダリングまでしてみた、と書いています 16。

作り方はプロンプトのみで、Opus 5.5 で作ったそうです 17。自分の VRM モデルがあったので入れてみたそうです 18。さらに本人は、完全に一貫した動画になるので、参照元としても良いかもしれない、と提案しています 19。

Blender を3日で挫折した本人が、プロンプトだけで自分のモデルの動画のレンダリングまで行った、と書いている 16 17。お試しのひとつの例ですが、入口がここまで低くなってきたことに驚きます。言葉で 3D を作る流れは、依頼文で Blender の 3D を作るの記事でも読めます。

ひとつ区別しておきます。Opus 5.5 は、公式が示す提供先が Claude Platform と Amazon Web Services というクラウドです 20。レンダーにどのソフトを使い、何で Opus とつないだかは、投稿には書かれていません。

頭脳に体を持たせる

L_ARCH_01 さんは、Opus 5.5 と UE5.8 で、LLM が操作できる体を与えてみる簡易テストを紹介しています 21。

本人いわく、要するに LLM が(疑似的に)体を制御しているだけの AITuber です 22。UE でのデモをあまり見ないのでやってみたら、思ったよりいい感じだった、と書いています 23。まだ限定的な環境だが、見ていて面白いとも 24。中身の LLM は Opus 5.5 で 25、デスクトップアプリとして完成させる予定だそうです 26。

分担を整理すると、体を動かす頭脳の Opus 5.5 は、公式が示す提供先がクラウドです 20。UE 側の動かし方や環境は、投稿には書かれていません。LLM に体を操作させてみる、という発想そのものが、この作例の面白さです。

動きの LoRA を探す

もうひとつの入口が、動画生成モデルの LoRA です。sep_is_heim さんは、MiniMax H3 の LoRA が結構増えてきた、と書いています 27。

カメラワーク、変身、キャラ編集、アクション、画風変更など、公開されている18種類の LoRA を6ジャンルに整理した、とのことです(一部重複あり) 28。各 LoRA の配布リンクは返信にまとめると書かれています 29。一覧はポストの画像で見てください。

MiniMax H3 は重みが公開されていて、ローカルで動かせます 30。ComfyUI でのローカル実行も、ComfyUI の資料にあります 31。ライセンスは MiniMax H3 Community License Agreement です 32。

ここからは @sep_is_heim さんの一覧とは別に、配布ページで確かめられるカメラの動きの LoRA の一例です。ORB360 という LoRA があります。配布ページの README によれば、写真を渡すと、被写体の周りを時計回りに360度回るカメラの動画になります 33。標準の Load LoRA ノードで読み込みます 34。ライセンスは MiniMax H3 Community License Agreement です 35。この LoRA を使った作例は、ひとりのキャラクターを、手元で回して・揃えて・直すの記事で読めます。

商用に使うなら

どの入口も、作ったものを公開・収益化するなら、先にツールごとのライセンスを読んでおくのが安心です。

  • Motion2MixamoRig のコードは Apache-2.0 です [[F160]]。ただし別途ダウンロードする SMPL-X は、既定では非商用(研究・教育・アート)で、商用は別契約が必要と README にあります [[F169]]。
  • Mesh Avatar Studio のコードは MIT License です。サンプルキャラクターは対象外です [[F37]]。
  • MiniMax H3 は、ローカルで作った生成物の商用利用に、MiniMax の商用ライセンスが必要だとされています [[F58]]。

自分の机でやるなら

ここまでの作例は、手元で動かせるもの、クラウドのモデルを使うもの、両方が混ざっています。「体と動きを自分の机で」と考えたとき、NVIDIA が RTX Spark について言っていることを見ておきます。

  • NVIDIA の製品ページによれば、最大 128GB の統合メモリで、最大 90GB の 3D シーンを扱えます [[F100]]。
  • 同じページで NVIDIA は、画像や動画を自分のデバイスで好きなだけ生成でき、サブスクリプションも、プロンプトごとの料金もないと説明しています [[F101]]。
  • Blender は公式に Windows on Arm に対応しています [[F57]]。予定として、NVIDIA は Blender が DLSS 4.5 Ray Reconstruction を加えると発表しています [[F95]]。NVIDIA によれば、ComfyUI への RTX Video Frame Generation の提供も、RTX Spark とともに今秋の予定です [[F97]]。

ここで紹介した作例で、RTX Spark 搭載機で作ったと書かれているものはありません。Motion2MixamoRig、Mesh Avatar Studio、MiniMax H3、UE を RTX Spark 搭載機で使いたい場合は、先にそれぞれの公式情報で対応環境を確かめてください。

RTX Spark 搭載機の例です。

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動きのクリップや重み、書き出したキャラクターファイルはすぐにたまります。置き場所を分けておくと、着せ替えを試すときに探しやすくなります。

次に読む

言葉で Blender の 3D を作る話の続きは、依頼文で Blender の 3D を作るの記事へ。カメラの動きの LoRA は、ORB360 の作例にあります。

出典

  1. Motion2MixamoRig: https://raw.githubusercontent.com/MaxLiu22/Motion2MixamoRig/main/README.mdTransfer the motion of a person in a video — or the pose in a still photo — onto an Adobe Mixamo-rigged 3D character.
  2. @MaxLiu09 のポストMade an open-source one that does the same thing, and there's a Blender extension available for it now too.
  3. Motion2MixamoRig: https://raw.githubusercontent.com/MaxLiu22/Motion2MixamoRig/main/README.mda skinned character file (`.glb`) you can drop into Blender or Unity
  4. Motion2MixamoRig: https://raw.githubusercontent.com/MaxLiu22/Motion2MixamoRig/main/README.mdThis repository also includes a Blender 4.2+ Extension that runs that same pipeline in an external Python environment.
  5. Motion2MixamoRig: https://raw.githubusercontent.com/MaxLiu22/Motion2MixamoRig/main/README.mdA clip with **exactly one** clearly visible person, **head to toe in frame the whole time**
  6. Motion2MixamoRig: https://raw.githubusercontent.com/MaxLiu22/Motion2MixamoRig/main/README.mdWith an Adobe account, download Y Bot (or any other Mixamo-rigged character) from [Mixamo](https://www.mixamo.com)
  7. Motion2MixamoRig: https://raw.githubusercontent.com/MaxLiu22/Motion2MixamoRig/main/README.mdOn CPU, a ~30 second clip takes about 8–15 minutes to extract
  8. Motion2MixamoRig: https://raw.githubusercontent.com/MaxLiu22/Motion2MixamoRig/main/README.mdThe first `m2mr run` pulls them into `weights/` (~5 GB, once only).
  9. Motion2MixamoRig: https://raw.githubusercontent.com/MaxLiu22/Motion2MixamoRig/main/README.mdReusing a skeleton with `--skeleton` in the next section skips extraction entirely and finishes in tens of seconds.
  10. Motion2MixamoRig: https://raw.githubusercontent.com/MaxLiu22/Motion2MixamoRig/main/README.mdMotion2MixamoRig is currently experimental.
  11. @shinshin86 のポスト絵からLive2D風のアバターを誰でも作れるようにするためのツール『Mesh Avatar Studio』を公開しました!
  12. @shinshin86 のポスト絵を渡すとAIエージェントが下地を作って、ずれたところはエディタでドラッグして直せます
  13. @shinshin86 のポスト手元のClaude CodeやCodexから使えます
  14. Mesh Avatar Studio: https://raw.githubusercontent.com/shinshin86/mesh-avatar-studio/main/README.mdThe code is released under the [MIT License](LICENSE).
  15. Mesh Avatar Studio: https://raw.githubusercontent.com/shinshin86/mesh-avatar-studio/main/README.mdCreate `projects/` yourself under your Windows account before asking an agent to work in it.
  16. @midori_tatsuta のポストblenderを3日で挫折した女が、お試しで引用元の作り方を参考に動画のレンダリングまでしてみました。
  17. @midori_tatsuta のポストプロンプトのみで、Opus5.5で作成しています。
  18. @midori_tatsuta のポスト自分のvrmモデルがあったので入れてみました。
  19. @midori_tatsuta のポスト完全に一貫した動画になるので、参照元としても良いかもですね。
  20. Claude Opus 5.5: Claude Opus \ AnthropicOpus 5.5 is available on the Claude Platform natively, and in Amazon Web Services
  21. @L_ARCH_01 のポストOpus5.5+UE5.8でLLMが操作できる肉体を与えてみる簡易テスト。
  22. @L_ARCH_01 のポスト要するにLLMが(疑似的に)ボディ制御してるだけのAItuberです。
  23. @L_ARCH_01 のポストUEでのデモあんま見ないのでやってみた。思ったよりいい感じ
  24. @L_ARCH_01 のポストまだ限定的な環境だけどうきうきで見てて面白い。
  25. @L_ARCH_01 のポスト中身はOpus5.5です
  26. @L_ARCH_01 のポストデスクトップアプリとして完成させることに決めたので
  27. @sep_is_heim のポストMiniMax H3のLoRA、結構増えてきていますね!
  28. @sep_is_heim のポストカメラワーク、変身、キャラ編集、アクション、画風変更など、公開されている18種類のLoRAを6ジャンルに整理してみました!(一部重複あり)
  29. @sep_is_heim のポスト各LoRAの配布リンクは返信にまとめます
  30. MiniMax H3: ComfyUI MiniMax H3 Video Generation Guide - ComfyUIH3’s open weights let you run the model locally.
  31. MiniMax H3: ComfyUI MiniMax H3 Video Generation Guide - ComfyUIRun locally in ComfyUI with full control over every parameter
  32. MiniMax H3: https://huggingface.co/MiniMaxAI/MiniMax-H3/raw/main/README.mdMiniMax H3 is released under the [MiniMax H3 Community License Agreement](https://huggingface.co/MiniMaxAI/MiniMax-H3/blob/main/LICENSE).
  33. MiniMax-H3 ORB360: 360 orbit + CardSpin: https://huggingface.co/MATLOWAI/MiniMax-H3-ORB360-CardSpin/raw/main/README.mdGive it a photo, get a smooth clockwise 360-degree camera orbit around the
  34. MiniMax-H3 ORB360: 360 orbit + CardSpin: https://huggingface.co/MATLOWAI/MiniMax-H3-ORB360-CardSpin/raw/main/README.mdload one file with the standard **Load LoRA** node (model only, strength 1.0) on a MiniMax-H3 **Ref2VA**
  35. MiniMax-H3 ORB360: 360 orbit + CardSpin: https://huggingface.co/MATLOWAI/MiniMax-H3-ORB360-CardSpin/raw/main/README.mdlicense_name: minimax-h3-community-license-agreement

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